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  • 三保谷 泰輔

古くて新しいとは?


昨日の記事で、古くて新しいガラス店を始めていきますと書きました。


古くて新しい、相反する言葉なので、一見、分かりにくいかもしれません。


今日は、古くて新しいこととは、どんなことか?を解説していきたいと思います。


まず、イメージしやすい例えで言えば、三重県にある伊勢神宮の式年遷宮だと思います。


これは、20年に一度、お宮を新しく建て替え、神様が新しいお宮に引っ越しをするものです。20年というのは、建て替えの期間としては長くない、なのに、わざわざ20年という期間で行うのかというと、職人の技術を絶やさないためなのです。


伊勢神宮の建物はもちろん、装飾品や捧げものには、一般には用いられない特殊なものや、

高度な技術を要するものがたくさんあるそうで、儀式的なものから、技術的なものまで、

職人が次世代へ、技術や伝統を絶やさず継承しながら、守り抜き、継承していくために、

古くからの伝統を新しくし続けているのです。


他には、ヘーゲルという哲学者の、弁証法という考え方があります。


物事の進化、発展の仕方は、一直線ではなく、螺旋を描くように進化、発展していく

という考え方があるそうです。


これも例えを挙げてみると、アナログの時代には、手紙という物理的手段で連絡を取り合っていたものが、弁証法的に進化、発展したものが、Eメールに当たります。

アナログの時代にあった、掲示板も、チャットという形に進化、発展したと言えるかもしれません。


昔あったもの生かして、参考にしつつ、現代の形に生まれ変わらせる、それが古くて新しい、という考え方です。


私が、この古くて新しい、を大事にしたいと思ったのは、先人の知恵に敬意を払いつつ、

現代のニーズにも応える、時代や違いを超えて、多くのことを大切に思う姿勢を感じ、

大事にしたいと思ったからです。


長くなってしまったので、今回はここまでにして、次回に、古くて新しいガラス店とは、

ということを書いていきます。


今日の写真は、当店で製作したリメイク家具です。元は、昭和の木製洋服ダンスだったものを、ガラス棚を設置したり、照明を付けたり、ステンドグラスを入れたりして、ショーケースにリメイクしたものです。これも古くて新しいガラス店の商品として販売しています。




伏見屋ガラス店  店主 三保谷 泰輔





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WEBメディアで記事にして頂きました!

地域に住む人々のリアルな視点から発信しているローカルWEBメディア、real local の郡山版として新たにスタートした、real local郡山の編集部さんに、当店を取材&記事にして頂きました。 郡山で代々営むガラス店としての流れから、店主の私の代で、現在の形になっていった経緯や思いを紹介しています。 店主が大切にしている、「今、あるものを生かす」は、物理的な物だけでなく、地域やそこに住み、暮